・イベントってなんでもあり,なんです。

・ただ,その「なんでもあり」をイベントとして成立させるのは難しい。
矛盾しているようですが。
・花フェスタ開幕より3ヶ月,
・これまでひらたは,休日は主に客席やら芝生やらで,
ひたすらお客さんと戦う「会場運営」を,
・平日は主にステージ袖に付いて,転換を手伝ったり,
ごく簡単なキュー出しをしたり,演目を書いた紙を
ひたすらめくーるめくーる,などしていました。
・特に後者については,初めての経験ばかりで
めっさ勉強になりました。
・平日は大体が「市町村フェスタ」という県内自治体持ち回りの
イベントで,出てくる人はほぼ一般市民,素人,趣味の人,
伝統芸能を守る人,等々です。
・多い演目,ベスト3.
①太鼓 (一日中鳴ってると胃腸にくる,とのこと)
②大正琴 (パーマかけたおばちゃんがうじゃー,とのこと)
③獅子舞 (岐阜の獅子舞も二足歩行,とのこと)



・人が多い演目ベスト3
①万博音頭 (悪夢)
②老人会のフォークダンス (なごむ)
③幼稚園児のおゆうぎ (もっとなごむ)

・他にも,タイ舞踊とか,バイクトライアルとか,
オンドマルトノ(楽器みたい)コンサート,
とにかくあらゆる演目をする人たちが来ました。
・それら,てんでばらばらな演目をひとつのステージとして
成立させないといけないわけです。どうするか。
・ずっと近くで見てきて感じたことは,
ひとつの映像作品をつくることだったり,ある実践研究の
プレゼンをするというようなこととあまり変わらない,
ということです。
・いくら一般市民でも出演者は,「はいどうぞ」といったら,
一定のことは「あいよー」,とやってくれるわけで,
要はそれの切り取り方,何を見せて何を見せないか,
ということが重要なようです。
・飛騨の方から一晩中かけてやるような伝統芸能が来ても,
それを30分ぐらいで収めないといけない。
それも,一番おいしいところを30分。
・コーラスのおばちゃんたちがきたら,舞台袖でぺちゃくちゃ
しゃべってるところはみせない。ステージにスッと出てもらって,
存分に歌ってもらって,サッとはけてもらう。
ステージ上で,「○○さーぁぁん!」なんて手を振られると
ちょっとだいなし。
・なんかうまく伝えにくいのですが,うちの野外ホールは一種のメディア装置,
「イベントの再生装置」のようなモノらしいです。
・機能としては「進行」という名の再生・停止・早送り・とか編集機能があって,
MCの生ナレーションが入れられて,照明で画面のオンオフ,
マイクがあるから装置の前にいる人に均一に音声が伝えられる。
・すべて人力で映像作品の編集をしているようなものですね。どうやら。
・いかにうまくイベントを成立させるか,てことはいかにうまく
物事を編集して,ポータビリティをもたせて,伝達するかということ,
・・・・なのかなぁ。
・まだまだ確信にはいたらず,です。
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