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2007年10月21日

[日誌]風が強く吹いている

・半年に一度ぐらいある、
 「眠れんから夜中に延々長い日誌を書いてみよう」
 の日です。

・長いよ?すげぇ長いよ?
パイ食わねぇか?(by大泉洋)

・あ、調子が悪いわけじゃないですよ。
 仕事の方も順調です。

・先週から、仕事のやり方が変わりました。
 これまでは一人の社員に自分含め派遣が3人ぶら
 下がって仕事をもらってたんですが、その社員さんが
 まったく新しい機種に移るということで離れました。

・自分は、これまで仕様書を作ってた機種から離れず、
 Ver1.00(まだ0.9も残ってるけど)以降も面倒を見て
 いくことになります。

・おおまかなスケジュールをもらって、一人の社員さん
 だけでなくGUI課全体の関連する人からいろいろ
 仕事をもらって、修正とか、チェックとか、発行とか
 まぁ雑多にやるわけです。

・要するにタスク管理が自分の手に戻ってきたと。
 そういうわけですよね。

・作業量自体はまちがいなく増えたんですけど、
 なんでしょうこの、やりやすい感じは。

・「よ~しお兄さん今日は22時までやっちゃうぞ~」
 みたいな。(派遣は22時には必ず帰らされる)
 とにかく早め早めにタスクを消して・繋げて・消して
 いきたい。意欲が出てきます。

・これまで、ものすんごいキッチリした社員さん
 (1つ年下)にビッチリ管理されて黙々と仕様書やら
 PSDファイルやらをやっつけることが多かったから
 でしょうか、のびのびです。

・その人がガバッと立ち上がったらサッと構える、
 みたいなこともなくなりました。
 お互いの健康のためになったと思います。

・(いいことばっかりのようかもしれないけど、
 これからいろいろ悲惨なことが待ってるんでしょうか)

・自分、態勢移行前の1日だけ
 「他の2人に指示出して進めといて」
 っていきなり言われて、派遣さん(30代女性)
 2人に仕事をまわしていかなきゃならなくなりました。

・それだけのことなんですけど、もうその1日、
 自分半泣きですよ。
 派遣に派遣が指示出してやるのってありか。

・「もうね、ヒラタさんに丸投げしましたから」
 いやいや、そんな笑顔で言われても!

・結局その態勢はすぐ組み替えられて、最初に
 書いたような状況になりました。

・自分が1日体験しただけでもうボロボロになりました
 から、年上を3人もだかえていたその社員さんはもう
 えらいことだったろうな、と痛感した次第であります。
 
・情けないことに、自分がもう途中から目の前の作業を
 こなすことしかやってこなかった証拠でしょう。

・なんにせよ、もっと考えてやっていきたい。
 
・しかしなぁ、今の態勢に慣れきってそれなりに課内での
 役割が出きてきたところで、

・そろそろ派遣では限界です、しゅ~しょ~く!
 ってアラートが鳴る時期が来そうです。
 せっかくやってきたのになぁ。社員。
 正社員か。結局それやの。くそ。


・あ、本来書こうと思っていた、このエントリのタイトルは
 今読んでる小説の題名です。
 三浦しをん「風が強く吹いている」新潮社

・ハードカバーの本を買ったのは久しぶりかもしれん。
 (ブックオフのぞく)
 装丁が魅力的でつい手にとってしまったのです。
 
山口晃(浮世絵のタッチで現代の風景、デパートとか
 地下鉄とかを描いた作品で有名な人)の絵で、
 東京から小田原・箱根の鳥瞰図のような浮世絵が描いて
 あって、そこに駅伝のユニフォームを着た男が10人いる。
 それぞれセリフが書かれていて、
 [2区 ムサ] 黒人が速いというのは偏見です 
 というのがあって、それに興味を引かれて。

・ぱらぱらとめくってみたら、読みやすそうな文体で、
 普段なら迷うはずの値段1800円の本をパッと買って
 しまいました。
 
・自分も中学のときに駅伝をやっていたので、なんというか、
 箱根駅伝そのものよりは、箱根駅伝を目指してひたすら
 日々走り続ける粋狂な体育会陸上部の人達
 のことに興味はあるのです。

・話の内容は、わけあってのトラブルで高校の陸上部を退部
 した天才ランナーの主人公「走」が、大学で仲間に出会い、
 10人ぎりぎりのメンバーで箱根駅伝出場を目指すっていう、
 (あ、三行で済んだ)

・まだ半分しか読んでないけど、確実におもろいです。

・自分も駅伝でタスキを繋いだことがあるから、理屈でなく
 わかるところがあるんですが、

・駅伝は順位を争うものではあるけども、
 陸上競技はタイムを競うものではあるけど、
 結果は結果で、走ることはそれ自体で素晴らしい。
 完結している。
 
・こっからここまで、この人は全力かけて走りました。
 そのことですでに完結してる。

・前半で気に入ったセリフの引用。

あんたはなにを見てるのよ。先頭を行く選手も、その後を追う選手たちも、なにもちがいはない。あのひとたちの真剣な表情に、肉体の限界に挑む決意に、なぜ気づかないの。だらしないひとなんて、一人もいない。

・そういう、走る人の美しさがたくさん書いてあります。

・でも、大学生ランナーの、リアルな(イタい)
 描写を期待してたので、あまりにもマンガチックな
 登場人物だったり、素人のとんでもないレベルアップが
 あったりで、ちょっと残念。
 
・途中で「マンガかよ」って思ったその日に
 コンビニ行ったら、本当に漫画化されてました
 ヤンジャンで。びっくり。じゃあ次はドラマ化だろうか。

・えーと、たくさん書いたよな。今日ばかりは一切
 推敲しない。(そして後日読んで身もだえる)
 そろそろ眠気もいらっしゃった。

・おやすみなさい。

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